素浪人九死一生は、ある豪商に外国人の女を世話するためにオランダ商人を殺してその妻をさらい、さらに豪商を殺し、外国人女を犯した。やがて、自ら役人に補われた九死は処刑されることに決った。だが、この九死の腕前に惚れた忘八者の元締・棚橋才兵衛、忘八小頭・だるまとお役者は、首斬り役人を大金で買収して、九死の首斬りを峰打ちにさせた。やがて、墓地に埋められた九死を救出した棚橋は、九死に忘八者になるようにすすめた...